未経験者は何歳まで可能か
前々からITコンサルタントという仕事に興味があったので、未経験からの転職が可能ならチャレンジしてみたいという人もいるのではないでしょうか。実際、コンサルティングファームは新卒よりも中途採用のほうが多く、意外なことに多くの人がコンサルタント未経験。キャリアと能力がマッチしていれば転職する方法はあります。ただ、年齢的な問題は他の転職と同様に必ず付いてきます。若ければ若いほどチャンスが多くなり、年齢が上がれば上がるほど求められる条件が高く転職が難しくなりますよ。では未経験者がコンサルタントに転職するということは具体的にどうなのでしょうか。年齢別に考えてみることにしましょう!

20代は経験よりもやる気
新卒入社から3年目までの「第二新卒」と呼ばれる人達の転職先としてコンサルティングファームは人気が高く、第二新卒をターゲットにしているファームも多いということで、中途採用の応募者が最も多い年齢層です。第二新卒は社会人経験が多少あるので、ビジネスマナーの基本はしっかりと身についていますが、経験はまだそれほど多くないので扱いとしては新卒とほぼ同じ。即戦力としての力を求められているわけではないので、アナリストとして1からスタートすることができるでしょう。コンサルタントとして働きたいという熱意と、資質があることを裏付けるものをしっかりと示せれば、未経験でも採用される可能性は十分にあると言えるでしょう!
30代は知識と経験
コンサルタント未経験の30代は、前職までに培った知識と経験を生かして現場でその能力をすぐに発揮することを期待されます。MBA(経営学修士)を持っている人はやはり有利ですが、なくても確たる実力さえあれば特に問題ではありませんね。面接では自分自身をどうプレゼンするかが重要なポイントになります。若手の社員にはない適度な自信と落ち着き、行動力、ロジカルな思考力、高いコミュニケーション力、業界に関する知識などが求められるので、ITコンサルタントとして働くビジョンをまずはしっかりと確立し、力強さも合わせてアピールできるといいですね。
40代の転職はかなり難しいのが現実
一般的に40代の転職はかなり難しいものですが、それはコンサルタント業界も同じですよ。というのも、40代のコンサルタントを求めているとすれば、用意されているポジションは幹部クラス。高いマネジメントスキルは当然あるべきものであり、豊富な経験と高い実績も示さなければならないでしょう。未経験の40代がコンサルティング業界に入るのは相当難しいのが現実ですが、キャリアによっては可能性がない話でもありません。いずれにしても、20代、30代にはできない何かを持っている必要があることは確かですね!
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未経験者は何歳まで可能か
未経験の職種へ転職する場合、年齢的なリミットがあることは事実です。コンサルティング業界は第二新卒の採用など20代の中途採用が活発ですが、コンサルティングに生かせる経験と能力があれば30代の転職も十分に可能です!40代でなおかつ業界未経験となると、相当厳しいのが実情ですが、年齢のデメリットよりもメリットのほうが上回ればチャンスはあります。では、コンサルタント未経験の人の転職を年齢別に考えてみることにしましょう。
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様々な知識・経験が武器になる
ITコンサルタントは、問題や課題に対して柔軟に対応する力が求められる仕事です。現場ではどんな難題が降りかかるかわかりませんが、知識と経験があれば冷静に対処することができるでしょう。そのため、ITやコンサルタント経験だけによらず、様々な知識や経験がそのまま武器になります。また、一般的な事務能力やコミュニケーション力、英語力などのような、どんな職種にも共通するスキルは、そのレベルが高ければ高いほど選択の幅を広げることにつながるでしょう。
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結果を求められるが故の高額年収
プレッシャーと日々の忙しさの中で結果を出さなければならないITコンサルタントの仕事はハードです。ITコンサルタントとして活動する以上、ITに関する高い専門性と知識はあって当然で、クライアントの信頼を得るためには経験と実績も重要です。クライアント企業の弱点や問題点を見つけて指摘し、そこから問題解決へと導くためにはコミュニケーション力も必要でしょう。しかし、それ故に手にする年収は一般の会社員の水準と比較しても高額です。